私見です…
大阪府知事は特措法の権限を利用してひとつの病院を新型コロナ患者の専門病床とする事を発表した。
計画手術及び治療入院の患者は他の病院へ移動することになり、手術は容態と病院のスケジュールを見ながら行われると思います。インタビューされた患者さんは「俺らの犠牲がある事もわかって欲しい」と…まさにその通りです。
ガン研有明でオペ室看護師に感染が見つかり、濃厚接触者となった110名の院内関係者が自宅待機となった。結果手術の80%を当面見合わせる事になった。これは仕方がない事です。感染した看護師さんの責任でもありません。勤務先がオペ室であったために、勤務中に接触した対象者がオペ室関係者であっただけの事です。良かったのは手術を受けた患者さんに感染が無かった事です。
ガン研病院は他院が新型コロナで封鎖になる可能性を考慮して、ガン患者を積極的に受け入れる方針を取ってきました。そこに東京都が新型コロナ患者の受け入れを要請したために、これも受け入れる事になりました。今回の感染はこの事とは無関係とは思います。でも東京都は早い時期に病院を分けるべきだったと考えます。
多くの人が理解できないことかもしれません。大学病院や大きな専門病院、総合病院の医師達は複数の病院で勤務しています。信濃町の大学病院で院内感染が出たことで、自分の通う病院の主治医は大学病院以外での診療ができなくなりました。これと同じことが少なからず何処でも起きます。東京は大学も大きな専門病院も多く、これらで院内感染が起きて自宅待機あるいは院外診療の制限が出れば、隣県の診療や治療にも制限がでます。
新型コロナの患者さんの治療は大切です。でもそれと同様に既存の治療を必要としている沢山の患者がいます。
院内感染により外来診療停止、手術制限、いずれもその病院だけでなく、影響は他の病院診療に影響します。
変死された遺体を検査したら新型コロナに感染していた。
これでは街で具合が悪くて倒れた方を救護することは難しいですね。もしもそのような場合に備えて、感染を避けて介助する方法をイメージしておく必要があるかもしれません。
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2020-04-21 12:33