宅飲みの肴になれば幸いですが……
なかなか街中の呑み屋さんで寛ぐことがままならない今日この頃……
でも呑兵衛さんは、やっぱり呑みたくなりますよね。
そんな呑兵衛さんのために、という気はさらさら無く……あはは
そんな呑兵衛さんのために肴をあれこれ考えないとならない、そんな奥様やご家族のために、お助けのひとつになればと思ったりして。
鴻の店でほぼ一年を通して常に用意している漬物があるのです。
他愛もないものですが……
山芋の醤油漬けです。
在宅ワークの呑兵衛さんに、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
まずは山芋。
あまり太くない方が使い勝手が良いと思います。目安として、手で握った時に親指と中指の先が触れるかどうか、という太さがよろしい感じです。直径でだいたい5cmくらい。
皮を剥いて縦に半分に割り、更に7〜8cmほどに切ってブロックにしておきます。
山芋の準備はこれだけ、です。
それでは漬け汁を作りましょう。
お鍋に
●水 300cc
●砂糖 大匙2
●料理酒 50cc
●和風のダシ粉 大匙2
これを火にかけて一度沸騰させてアルコールを飛ばします。
因みにダシ粉はお好きな組み合わせでどうぞ。
私は昆布、いりこ、鰹の三種類のダシ粉を合わせることが多いです。あごダシを使うこともあります。
沸騰したら弱火にして昆布つゆ50ccと醤油大匙1を加えます。昆布つゆがお手元にない場合には醤油だけを大匙3入れてください。
もう一度沸騰させたら鍋ごと氷水で冷やします。人肌程度まで冷やしたら漬け汁の完成です。
タッパーなどの密閉容器にブロックにした山芋を並べ、漬け汁をドボドボっと。
山芋がひたひたになるくらいにします。
ラップを適当な大きさに切って、山芋に被せて、それから密閉容器の蓋をして、冷蔵庫で寝かせてください。
翌日には漬物として食べられますが、私が一番好きなのは3〜4日日ほど経った頃です。
夏場でも冷蔵庫で7〜8日はもちます。日々、漬け具合の変化を楽しむのも良いでしょう。
食べる時はブロックを取り出し、5〜7mm程度の幅で切ってください。
大葉の細切りを山芋の上に散らして、ワサビを添えてお楽しみくださいね。
それと、この漬け汁は他の野菜にも使えます。
蕪とか胡瓜とか。大根の紫蘇巻きなんかでも。
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/66歳/埼玉県/居酒屋やってます
2020-04-23 02:46