誰かの名言案件 〜その言葉が胸に残ってます〜
本部長、秘書、リスナーの皆さまお疲れ様です。
私の心に残った名言は、「パパはどうして起きないの?」です。息子が4歳の時、私は中途失明により盲学校に通っていました。三年間の授業を受け、指圧師の国家資格を取るために入学した1年目の時でした。点字に触れたことも無く、専門用語にも慣れず、授業について行けるのかさえもわからない状態でした。夏休み返上で学校に通い、先生と点字を読む練習をしていたほどでした。そして、夏の点字練習を終え、家に帰る電車の中で私は疲れ果て、命を絶ちたいと考えるほど将来の不安に追い詰められていました。そんな中、頭の中に息子の声が飛び込んできたのです。私は棺桶の中で静かに眠っている私を、息子が横で覗き込んでいた姿を想像していたのです。息子の声に我に返り、死んではいけないと奮い立ち、国家資格に合格し今は仕事が出来ています。あの時、息子の言葉がなければ、私はここにいなかったかもしれません。精神科にも行ったことがありましたが、そこでは治らず、まさに息子の方が名医だと感じた瞬間でもありました。
ふわふわクッキー
男性/52歳/東京都/自営・自由業
2020-04-23 11:50