誰かの名言案件

本部長、秘書、みなさま、お疲れ様です。

これは、わたしが社会人1年目の時に、タクシーの運転手さんに言われた言葉です。当時は医療介護向けの営業のお仕事をしていたのですが、日々余裕がなくて、上司にもいつも怒られていて、仕事もうまくいかなくて、彼氏にも振られて、とにかくいっぱいいっぱいでした。
そんないっぱいいっぱいな毎日で、スケジュール管理すらうまくできず、取引先に行くためのバスを間違えてしまい、とっさにタクシーに飛び乗りました。「○○病院までお願いします！急いでるんです！」と運転手さんに告げて、すぐさま取引先にバスを間違えしまって少し遅れそうだという電話をして、とにかく落ち着かず、そわそわしていました。
そんなわたしを見た運転手さんが
「お姉さん。今のお姉さんは、120%くらいで仕事してるね。女の子はね、70%くらいで仕事すればいいんだよ。でもあなたは、自分の間違いを素直に言える素晴らしい人だよ。幸せになりなさいね。」
と、背中越しに言ってくれました。
その言葉を聞いた時、胸の中のつっかえていたものが外れて、ぽろぽろと涙が流れて、「はい」としかいえませんでしたが、運転手さんの言葉は、今でもわたしの心に残っています。あの時はありがとう。

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