報道の中立性
医療崩壊が危惧されている。
まるでベットの数を重症者数が上回ったら医療崩壊みたいな言われ方をしているが、対応するのはベットではなく医療従事者なのだ。
医療従事者の対応出来る量を患者数が上回った時が、医療崩壊だと思う。
そして仕事の質や量は、従事者達のやる気(集中力)で大きく変わってくる。
報道は院内感染を起こした病院の感染者数とそこでの死者数だけを伝える。それを聞かされれば、その病院に悪い印象を持つ人は多いと思う。
院内感染の対応に追われ、従事者仲間の数も減り、仕事量が増え、自分の働く病院で院内感染が起きてしまった事に悲しさも生まれる。肉体的にも精神的にもいっぱいいっぱいだろう。
そこに世間から冷たい視線、更には叩く人達も出てくる(やめてくれ〜〜)。
そんな状況で誰のやる気が出るだろう。使命感すら薄れるかもしれない。
状況を改善する鍵は医療従事者達の力にかかっているというのに。
ただ数だけを伝える報道は、世間に悪い印象を与えかねない。それは中立な報道とは言えないのではないか。
面会を止めても、付き添いが必要な患者さんはいるから、一般の人の出入りはある。大きな病院になればその数は増える。院内感染のリスクも増える。
情報足らずは誤解を生む。
もっと世間の人達の印象が偏らない伝え方をしてほしい。
できるならば医療従事者達の力になる報道を!
あら汁大好き
男性/50歳/東京都/ソムリエ 整体師
2020-04-29 08:08