案件
ライブやテーマパークの激混みが多いようですが
シニアも負けていません。
あれは2009年の上野。
国宝の阿修羅像が、興福寺創建1300年記念として
京都からやってきたのです。
メディアで多数取り上げられ、開催期間2ヶ月以上で入場者数は80万人だったそうです。
阿修羅に会いたい!京都には行けないけど上野には行けるんだから!と意気込んで前売り券を買い、ほとぼりが冷めた頃見に行こうと思っていましたが、ピークは過ぎず、来場者数とにらめっこしながら結局最後の土曜日に出向きました。
並ぶ列には元気なシニアの方々、海外からの方が多かったです。
特に混乱もなく、他の展示も充分観られましたが
メインの阿修羅像のスペースにはイベントとは一味違う静かな熱気と共に人が渦まいていました。
当時小学生だった息子は果敢に攻め込み、小さいおかげでスルスルと上手く波に乗り、一番近くで阿修羅見た〜と喜んでいました。
直に見た阿修羅は、華奢で凛としていながら
1300年もの年月を身にまとった存在感があり
涙が出ました。
べにあずま
女性/57歳/東京都/パート
2020-05-13 12:39