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思い出4

中学時代、僕はバスケ部だった。

当時、あのマイケルジョーダンが現役で活躍していた。彼の人気や功績については説明不要だろう。

ところでウチの学校は男子バスケ部と女子バスケ部があった。
いわゆる「男バス」と「女バス」だ。

人生で最も多感な中学時代は、女子を初めて意識した時期でもある。

小学時代の「好き」という感覚とは違う。

とはいえ、僕は奥手だったので、女子と話が出来なかった。

だから、自分からアプローチをかけるなんてことはなかった。

そんな僕のことを好きになってくれたコがいた。

彼女はYさんという、女バスの副キャプテンだった。

どうしてYさんが自分に惚れたのか分からない。
自慢じゃないが、僕は男前でも長身でもない。
ただの小僧だった。

しかし、Yさんは僕に惚れた。僕も彼女が好きだった。
いわゆる相思相愛というヤツだ。

中2のバレンタインで、僕はYさんに手づくりチョコをもらい、告白された。
「好きです」と。

かくして僕らは恋人になった。

Yさんは、背が小さくて、とても照れ屋なコだった。
僕も奥手なヤツだったので、まわりの仲間からは「照れ屋カップル」と茶化された。

そんな僕らだったが、相性が良かったのか、上手くいった。

とはいえ、中学生の恋なんて、フワフワのシャボン玉みたいにはかないモノだ。

2人きりでデートするなんて滅多になかった。
あったとしても校舎裏でおしゃべりをするとかだった。

ただ、僕の誕生日に、Yさんから言われた「けいごんと出会えて良かったな」という言葉は嬉しかった。

その日、僕らはキスをした。
はじめてのチュウ。

Yさん談はまた後ほど。

今日も張り切っていきましょう!

けいごん

男性/42歳/神奈川県/フーテン
2020-05-23 06:59

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