Life like a dog
傷心・落胆・絶望・尊厳
犬の辞書にはない(笑)
ないものは失わない。
人間だけが自然でも偶然でもない「死」に対して、それこそ「恣意的な」選択権を持つ。それは思い上がりじゃないかと思うのね。そんなこと出来るくらい偉い動物なの?って。
「自分も他人も、どうせ人間なんか大したことないんだから。犬と暮らしてみたら」って、ご存命のうちに彼女とお話してみたかったです。
自分よりも生命力が弱くて、生きることに不自由な存在を前にしてこそ、初めて見えてくる、生きるべき自分もあったかもしれないじゃない。
仔犬を抱き上げて、自分の両手の中で、まるで握りつぶれてしまいそうな。犬は生まれつき不整脈だから鼓動もどこか儚い。そして、どれほど可愛くても10数年しかない寿命という哀しみ。
そこに有ることが、まるで奇跡のように。
それはきっと人間も赤ちゃんの時は同じでしょう。自分、自分、自分の内側と外側ばかりではなく、そこに目を向けてみたら良かったのにね(笑)
自分勝手はいけないと思う。
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2020-05-25 08:35