妄想の果ての不眠

ボイジャー１号を知っていますか？
1977年に宇宙に打ち上げられた探査機で、現在の位置は地球から約222億1600万km以上、太陽から222億5590万km以上離れたところにいます。

この探査機はすでに太陽圏も抜けて今もなお当てのない宇宙の旅を続けています。
ボイジャーには遠い将来、ボイジャーを発見するかもしれない地球外知的生命へ向けたレコードが搭載されています。レコードには55の言語による挨拶、さまざまな生物の声や音楽のほか、地球の生物の画像115枚も収録されています。
我々地球人の他の知的生命体がこのレコードを受け取るのは果たしていつになるのでしょう。
もしかしたら受け取られることなく果てのない宇宙空間をただひたすら漂い続けるのかも。
もしかしたら我々のような生命がいつかボイジャーを拾って中身を解析して、そしてあまりの幼稚な技術に噴き出してしまうかも。
そして「ちょっとこのクソ田舎な星に行って異文化交流してみようぜ」とかイキッた若者が我々より遥かに優れた技術を詰め込んだマシンで、遠足感覚で地球に出かけるかも。
でもいざ来てみたら意外と住み心地良くて、いつかその星のベッドタウンて的な扱いになるかも。
そして月日は流れて、、、、

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