古書店員の彼女の香り
本部長、秘書、社員のみなさま
お疲れ様です。
本日の案件ですが、忘れられないのは昔の恋人の匂いです。
どの人にも柔軟剤や香水とは違う“匂い”があると思うのですが、古書店でアルバイトをしていたときにお付き合いしていた先輩の“匂い”にかなうものはないと思っています。
甘すぎず強すぎず、しかしはっきりとわかる彼女の“匂い”はお付き合いする前からとても印象に残っていて、古本の匂いたちこめるアルバイト先でもどこに彼女がいるかわかるほどでした。
旅行に行こうものなら、お風呂あがりに より一層際立つ彼女の“匂い”のせいか、どんな旅先もまるで桃源郷のようだったことを覚えています。
みがわり
男性/28歳/千葉県/会社員
2020-05-27 02:58