思い出のお弁当案件
本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
私の思い出のお弁当は「彼と初めて登山デートした時のお弁当」です。
その年はなぜかとてもアクティブな気分で、GWは登山に行こう!と意気込んで色違いの登山靴を購入し、体力に自信のない私の提案で尾瀬へハイキングへ行くことにしました。
前日張り切ってお弁当をつめた私。すでに暑い日も続いていたので、しっかり保冷バッグに入れ、ペットボトルのお茶も凍らせて、準備のいい彼女を演じようと必死でした!!
いざ当日、慣れない早起きをして車で出発!テンション高めの2人の気持ちとは真逆に、山へ近付くにつれて冷え込んで来る車内。。山道入口へ辿り着いた頃には雪のまだ残る極寒の景色になっていました…山の5月がまだ冬、であることを知りませんでした。
それでも、せっかく来たし!とポジティブに歩き始めた私たち。途中で普通のスニーカーで来ていたカップルが雪に足を取られて引き返したりする中、会話に花が咲き、静かな白く霞む世界で楽しくハイキングしていました。
さて、中間地点に着いたところでお昼を…ということで広げたお弁当。彩りこそいいものの、全て…カチコチに冷たい。おにぎりに至ってはかぶりつくだけで歯茎がもはや痛い。。さらに追い討ちをかけるように身体を冷やす、凍らせた麦茶。。2人の会話は無くなり、とにかくその拷問にも近いお弁当を手早く平らげ、そそくさとそれぞれお手洗いに退散。あんなに風をしのいでくれる壁、建物というもののありがたみを感じたことはありません。。笑
その後もひたすら早歩きで進み、歯をガチガチ言わせて爆笑しながら戻った、今となっては大爆笑の思い出です。
もうすぐ生まれて来る子供には、5月の登山にはカップ麺だぞ!と口酸っぱく教え込もうと思います。笑
ぺーぱーまりお
女性/36歳/埼玉県/建築設計
2020-06-03 15:30