最近の世の中の風潮
今朝、ワンモを聴きながら、仕事に向かっていたのですが、会社はテレワークができるのであれば、このままテレワークでいいんじゃないかとという意見。
去年、コロナのこの字もない頃に、テレワークという言葉すら、みなさん知らなかったのではないでしょうか?確かに、コロナ感染症の抑制のためには、暫定的には、良い方策であると、わたしも思います。しかし、ビルの谷間にお店を設置している方々からすれば、会社に人々が通って来られるので、飲食店、花屋、居酒屋、コンビニ、雑貨屋などのお仕事が成り立っていたはずですし、お勤めの方は、そのようなお店があるので、不自由なく仕事ができていたはずです。
それを、コロナ感染症の予防策ではなく、「これからはテレワークです。できる会社は、皆やりましょう。」とか「通勤がないから楽だ。」とか「上司と顔を合わせなくて済む。」とか、経営者は「家賃削減になる。」やら「これからは効率を求めて。」などと、テレワーク最高みたいな風潮。何か違いますよね。世の中は、いろんな仕事があって初めて日々を過ごせるのであって、都心のビルに会社だけがあって、成り立っていたわけではなしでしょう。自営業なんて、「テレワークになったから、さっさと辞めて、次の仕事を企業しよう。」なんて、そんな簡単なものじゃないです。ほとんどの自営業家は、銀行から融資を受けて、いろんな経費を抱えて頑張っているのに、テレワークになったからと、その店を閉じるなんてできるわけはなく、成るとすれば、倒産だけです。みなさん、これは愚痴ではなく、この状況に対して、いま立ち止まって、よく考えて欲しいというメッセージです。テレワークが仕事の最終兵器ではないはずです。
シーカ
男性/59歳/神奈川県/自営・自由業
2020-06-17 08:28