父親の珍言案件
本部長、秘書、社員の皆様、お疲れ様です。
僕の双子の兄の結婚式でのことです。
式はとても盛り上がり、無事に終盤を迎え、残すは父親のスピーチのみとなりました。
僕の父親は少し変わっているので、変なことを言わないかなと内心ハラハラしていました。
いざスピーチが始まると、思った通り父親節が炸裂しました。会場の皆様から暖かなオーラを感じます、なんてちょっとスピリチュアルな話をしだして、身内としては変なこと言わないで〜と思って聞いていたのですが、意外と会場の受けは良く、良い感じに盛り上がり、しまいには感極まって急に歌い出す始末、もうめちゃくちゃです!
そして、そんなスピーチも終わりを迎え、最後に夫婦に向かってお祝いの一言があったのですが、その時、僕は本当に耳を疑いました。
なんと父親は僕と兄の名前を間違えて、盛大に結婚おめでとう!!と言い放ったのです!
兄は顔を真っ赤にしていて、僕は一番後ろの席からそんな間違えあるー?!と大声で突っ込んでしまいました!
会場は大いに沸いて、結果的には大評判の結婚式となりました。
父親の珍言、ここに極まれりです。
夏のドキドキ
男性/33歳/石川県/会社員
2020-06-18 11:13