本日の案件

本部長、秘書、社員の皆様、お疲れ様です。本日の案件、一言…ではないのですが、小学校4年生の時に亡くなった父から貰った大切にしている言葉があるので聞いて下さい。父が亡くなる2年程前、バレンタインデーに父からチョコレートを貰い、膝の上で口いっぱい頬張って食べていた時に突然「赤ちゃんはなんで泣くか知っとるか？」と聞かれました。「お腹が空いてるから？」と答えた私の頭を撫でながら「赤ちゃんは、産まれる前は1人の天使で、産まれる時に半分に分かれて産まれてくるんだよ。だから自分の羽が片方になって飛べないから、寂しいから泣いてるんだ」と言い、続けて「だから人はみんな生きている間に自分の半分、片方の羽を探すんだよ。似ている羽がたくさんあるから間違える事もあるけど、自分の半分じゃなかったら空高くは飛べない。だから絶対にすぐ分かるはずだよ。お前も片方の羽を探しなさい。羽を綺麗に磨いて、いつでも見つけて貰えるようにしておきなさい。もし相手の羽がボロボロだったらちゃんと手当てしてあげるんだよ」と聞かせてくれました。最後に「お父さんの片方の羽はお母さんだよ」とニコニコしていた父の顔は今でも忘れられません。残念ながらまだ私の片方の羽には出会えてませんが、いつか父のように素敵な片方の羽に会えるのを信じてます。

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