案件

本部長、秘書、社員のみなさま、お疲れさまです。
25歳の時、久しぶりに東京の実家に帰省したときに、父からふと、
「ドラえもんってなんだ？」と言われました。
父は大学院まで出ているインテリで、趣味は読書の博学です。
私は、黙り込みその質問の意味合いを考えました。
私の頭の中では、「子供に妄想力を育み、大人になった際イノベーションを起こすために必要なもの」とか「のび太を甘やかしている、過保護の象徴」など考えを巡らせていました。
数十秒黙っていると、父が
「あの、青くて、丸い、あれか？それともマント着けてる方か？」と言いました。
そうです。父はドラえもんを知らなかったのです。マントの方は、きっとアンパンマンだと思います。
私は「青い丸いやつ！」と言い、父は満足そうに自分の書斎に消えていきました。
きっと、東京都内でドラえもんの存在をきちんと認識していなかった人は、父だけだと思います。また、Googleで調べれば良いと思います。個人的にくすくす笑えるエピソードです。

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