本日の案件
本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
20代前半のお話です。
その頃、父が市の畑を借りており、野菜を取りに妹と車で向かいました。
運転は妹がしてくれたのですが、一応自分も免許を持っていこうと財布だけを持って出かけました。
いざ畑につき、鍵を閉めるだろうとついダッシュボードの上に財布を置き、野菜を取りに行きました。
ふと物音がし、車の方を向くと、自転車に乗ったおじさんが車のそばでこちらを向いていました。
その畑周辺は、あまり人通りがないので、たまには人も通るのね、とあまり不審に思わず、おじさんも慌てるそぶりも見せず、そのまま立ち去ったので野菜取りに戻りました。
2、3分後、車に戻ると、鍵がかかっておらず、妹に「えっ、鍵閉めなかったの?」と聞くと、「うん、別に人も来ないしね」と。
慌ててダッシュボードを見ると、そこに私の財布は無くなっていたのです。
あの親父め、と慌てて周辺を自転車親父を探し回りましたが時すでに遅し…
財布には3万くらい入っていたし、財布も母からもらったばかりの良い皮のもので、持てば持つほどいい風合いになるとのことで楽しみ育てていたものだったのでかなりショックでした。
妹を責めるは訳にはいかず、ただその財布、妹と色違いでもらっていたので、妹の財布を見るたび、なんとも苦々しい思いが蘇っていました。
因みに、財布盗まれたの人生3回めの出来事でした。
ラフマニノフの鐘
女性/54歳/東京都/専業主婦
2020-07-08 11:12