社員掲示板

本日の案件

とある小学生から聞いた話で、おおお、、、と思った「本当にあった話」を書きます。
その子は絵を描くのが好きで、教室に通っているそうなのですが、そこの先生の体験談だそうです。

ある日その先生は、知り合いと山に登っていたそうです。山は天候が変わりやすいと言いますが、その日も運悪く悪天候になり、遭難してしまいました。
先生は、知り合いとはぐれてしまいましたが、お互い山に登るのは初めてではないため、上手くやるだろうと信じて、自分は泊まる場所を探し始めたそうです。少し歩くと、家がいくつかある村のようなところに出て、その中の一件に「3日ほど厄介にならせてくれないか」と、頼みました。
いたのはおばさんでしたが受け入れてくれ、3日間、ご飯やお風呂、寝るところも用意してくれました。
4日目になり、そろそろ大丈夫だろうと思い、戻ることにしました。先生は、「この三日間のお礼がしたいから、念のため住所を教えてください」とおばさんに言いました。
するとおばさんは、「何も送らないでください」
と言ったそうです。
「いえ、そんなわけにはいきません。お礼をさせてください」ともう一度頼んでも、「いえ、送らないでください」の一点張りでした。

「では、送りはしませんがここの住所だけでも教えてくれないでしょうか」と言うと、気持ち負けしたのか、住所を紙に書いてくれました。
山を下って、知り合いに連絡を取ると、やはり無事だったようです。
時が経って、後日「サポートセンター」でここの住所はどうやっていけばいいですか?と担当者に尋ねると、真っ青な顔をしたそうです。
「ここは、ダムの建設上、とっくに沈んだ村の住所ですよ」

「送らないでください」と言ったおばさん。
送っても、届かないのをわかっていたのでしょう。
大好きな村だったのでしょうね、、。

すまいりー

女性/26歳/東京都/公務員
2020-07-23 07:52

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