案件
皆さんお疲れ様です。
実態を見たわけではなく、
本当に"聞いた"っていうお話ですが。
小学校低学年の頃、母方の祖母が亡くなり
身内で初めて経験した【死】でした。
祖母が亡くなった翌年の夏休みに
母と姉と私で母の実家に帰っていました。
3人で2階の部屋で川の字で寝ていた夜、
ベランダの外から聞こえた窓を引っ掻く音が
聞こえてきたんです。しかしここは2階で、
ベランダの外に誰かいるはずもないんです。
隣でまだ寝ていなかった姉に
「ねぇ!聞こえるよね?カリカリって!」と
必死に訴えたのですが、絶対聞こえているのに
『聞こえない!聞こえない!』と否定する姉。
余計に怖くなって大パニックになる私。
しかしいつの間にか眠って朝が来ていました。
昨晩あった出来事をみんなに話すと、
『ばあちゃんがみんなに会いに来たのかもね』
と言われてハッとしました……。
気づけば祖母が亡くなって丸1年だったのです。
その時は怖がってしまったけど、
『会いに来たのかも』という言葉に妙に
納得して、その後は心が温かくなりました。
よっぴい
女性/34歳/東京都/飲食店のホールスタッフ
2020-07-23 09:47