社員掲示板

誰も信じてくれない案件②

本部長、秘書、リスナー社員の皆さんお疲れ様です。

昔から霊感の強かった私の高校生の頃の話です。

学校からの帰宅途中。
バスを降りて家までの道を歩いていると、

目の前から物凄いゆっくりと自転車をこいでくるベレー帽をかぶったおじいさんとすれ違いました。

今にも止まってしまいそうなペースに、何度か振り返って、大丈夫かなぁとおじいさんを心配してしまいました。

そんな事を考えながら角を曲がると、また目の前からそのおじいさんが現れたのです。

『え…?あれから一周して来たのかな?』

すれ違ってから数分たっていたので、私はそこまで気にとめず、再びおじいさんとすれ違いました。

すると今度はその十数秒後です。
角を曲がると、またそのおじいさんが…。

さすがに3回目は怖くなり、絶対この人生きてないわと確信しました。

結局、家に着くまでの6回の曲がり角。
その全てでおじいさんは前から現れたのです。

角を曲がる度に現れるおじいさんに、
5回目あたりでは、
『来るのか、来るのか……来たー!』
と、ちょっと期待してしまう私がいました。

最終的に家について門扉を開ける私を、後ろから追い越し、ゆっくりと自転車をこぎながら去っていきました。

一体あのおじいさんは何を伝えたかったのでしょうか。
今となっては知るよしもありません。



飛ばない豚なのでただの豚

男性/41歳/東京都/団体職員
2020-07-23 14:56

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