社員掲示板

海外の幽霊

本部長、秘書、リスナー社員の皆様お疲れ様です。

海外、それもイタリアの古城で心霊現象に遭遇しました。
今から20年以上前、イタリアの調理師学校で勉強していたときのこと。学校が、田舎にある築数百年の古城の1階にあったのです。

ある日、次の日の実習授業の準備をしていたのですが、かなり時間が押してしまい深夜までかかかりそう。
夕方にイタリア人の事務員さんから鍵の束を渡され、
「もう先に帰るけど、扉全部に鍵を掛けて帰ってね。もし何かみたら、ちゃんと無視してね。特にトイレは〜〜、絶対一人では〜」
と早口で言うので、
え?と思いましたが、準備に気を取られて注意を聞き流していました。

結局、作業は2時くらいまでかかり、ほかの生徒を先に帰して一人で戸締りと消灯をしていた時のこと。
さっきかけたトイレのカギが開いて、扉が開いています。
かけたよなー、と思いながらもう一度鍵をかけ、帰ろうと振り返ると「ガチャ」とカギが開いてドアが「ギー」と開いたのです。
え?と振り返ると、何か白い服を着たものが、横切っていきました。
なぜか追いかけたくなり、どんどん追いかけると、入ってはいけないと言われていた、修復工事中のエリアに入り、螺旋階段を駆け上ったところで、
「はっ」と我に返ると
4階の窓枠に足をかけ、もう1歩で転落するところでした。
耳元で「チッ」というか舌打ちが聞こえ
全身が震えあがり、戻ろうとしたのですが、来た道は真っ暗闇。一体どうやってここまで来たのか、まったく覚えておらず。手で探りながら、這うように帰りました。

城の大扉の鍵をかけ、寮まで一目散に逃げ帰って、起きたことを話したんですが、みんな信じてくれず。

翌日、事務員さんにトイレのドアが開けっ放しと怒られたのですが、昨晩のことを話すと
「忘れるんだ。沈黙は金だよ」
とだけ言われました。

今でもたまに夢に出ます。

ズッコケのモーちゃん

男性/48歳/東京都/自営・自由業
2020-07-23 18:40

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