優しそうなおじさんの話
小学生の時に旅行で行った宮城県での話。
その日は宮城県内の色々な観光地を巡り、仙台駅から歩いて少し行ったとこにある旅館に泊まりました。
歴史のありそうな、これぞ旅館と言う感じで、食事が終わった後は寝る時のためにと、畳に布団を並べてひいてもらいました。
テレビをみて1時間位した時に、後ろに違和感を覚え振り返ると、窓から半透明ながら白い死に衣装を着た男性がふっと現れました。
えっ、と思ってると一直線に窓の反対側にある押入へ、すーと。
途中自分の後ろを通りすぎる際に、相手も気づいたのかこちらを向いて、目が合いニコッと。
そしてまた前を向かれると、そのまま押入に過ぎさって行きました。
亡くなられて間もなかったのしれせんね。
まさにお葬式での格好そのままで、額には三角形の白いのもされてました。
今、人が通った!!
と、騒いでも、家族も誰も見ておらず、怖いからやめて!と怒られる始末。
でも、怖くはなかったんです。
ほんと今思っても、あの後どこにいったんだろう?
と、思うほど、半透明ながら優しそうなおじさんでした。
怖かった幽霊の話は、
自分が運転する車に和服の子供が後部座席に乗ってたときは怖かったです(笑)
クマクサ
男性/45歳/愛知県/会社員
2020-07-23 22:38