怖い話

みんな心霊的な体験をたくさんしてるんだなぁと思いながらラジオ聴いてましたが、よくよく考えてみると心霊ではないけど怖い体験したことあるなぁ、とふと思い出しました。

就職のために田舎から上京したばかりの頃、社会人たるもの突然雨が降ってきてもスマートに対応できるように折り畳み傘を常に鞄に忍ばせておかなければ！とドンキに折り畳み傘を買いに行きました。
行きは雨は降っていませんでしたが、帰りにはポツポツと雨が…
買ったばかりの折り畳み傘をさして、結構な人通りがある道を歩いていました。
するとその中に1人、傘もささずに金色の長髪が目立つ着物を着た細くて長身の方が道の真ん中に何をするでもなく立っていました。

大丈夫かなぁとぼんやり眺めながら歩いているとふとその方と目が合いました。
私は目が合うと会釈をしてしまう癖があり、その時も会釈をしてしまいました。


するとただ立っていただけのその方がそれ以降ずっと後をついてくるのです。
最初はたまたま向かう方向が一緒なのかと思ったのですが、つけられてるのかを確認するために近くにあった6〜7階建の大型書店に。
入口で折り畳み傘を畳んでいる間、何も持っていないその方は私の真後ろで何をするでもなくずっと立っていました…
これはやばいと思った私は、家が近かったこともあり家を特定されたら大変だと、その書店でエスカレーターや階段やエレベーターを駆使して登ったり降りたりして15分ほど格闘し、相手が諦めて途中から追って来なくなったのを確認しました。

すぐに出てしまうと鉢合わせするかも、と2〜30分ほど書店に潜んでから店を出たら店の入口にそいつが立っていたのです…

結局無駄に遠回りして歩き回って、歩行者信号が赤になるのを見計らって信号無視の猛ダッシュ。
車に阻まれてその方が追ってこなくなるのを確認して帰宅しました…

あれは本当に怖かった…ストーキングされることがこんなに怖いなんて…
いやぁ、金髪ロングの着物を着た「中東生まれだと思われる男性」マジで怖かったなぁ…

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