今日の鼻歌
【 炎のたからもの / ボビー】
ある方にお誕生日のプレゼントを送ったのだけど、それかちょっとマニアックなヤツで、自身のヲタ心をかえって煽ってしまい、それをきっかけに昔からずっと好きな作品について、あれこれ考えたりしてる。
宮崎アニメは新しめの作品には特に思い入れもないけど、やはり、カリオストロ~ナウシカ~ラピュタぐらいまではかなり好き。
40年たっても好きなんだから、たぶん この先もずっと、死ぬまで好きでいるんでしょうね(笑)
カリオストロの城のオープニング。
ニセ札が海の上をヒラヒラと舞うあたりから主題歌が流れてきて、ルパンと次元がフィアット500に乗って、のんびりと旅をしている風景が次々と映し出されます。
宮崎さんが「 若い連中に節約と、費用対効果を教えてやる 」と演出した場面。
と言っても、
当時の宮崎さんだってまだ40代だけど(笑)
よーく見ると、
アニメーションなのに、ほとんど絵が動いてないのがわかります。
背景の船が横にスライドしてるだけだったり、湖の中の一本道を車が走っているように見えて、実は道のほうが横に流れてるだけだったり、車の上を雲が斜めにスライドしている横で、同じトラックが何回も通過していたり(笑)
アップダウンのある坂道を正面からとらえて、車が登り降りしてる脇道を、クラリスに似た女の子が歩いていますが、車はやはり上下にスライドしているだけです。
ほとんど絵をスライドさせてるか、同じ絵の使い回しなのに、まったく不自然な感じがしない。安っぽさも、手抜きをしてるようにも感じない。一枚の絵のようにレイアウトが美しいから、つい見入っちゃうんですよね。
カリオストロを観る時はついオープニングだけ、何度も何度もリピートしてしまう(笑)
動かすことで有名な宮崎さんの
『動かさない名人芸』
良かったら、東宝さんの公式YouTubeで、冒頭10分の本編プレビューが無料公開されています。
ぜひ。
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2020-07-26 02:31