140年モノの宝物
本部長、秘書、リスナー社員のみなさんお疲れ様です。
本日の案件、我が家の宝物は仙臺簞笥です。
4年ほど前に仙台の実家で暮らしていた祖父が亡くなり、祖父が使っていた2竿の古い簞笥のうちの一つを貰いました。それまで組立て家具ばかりを使っていたのですが、やはりガチの家具!収納力が半端ない!これまで使っていたタンスから服を移すと引き出しが余ってしまうほど!
ただ、金具が一部無くなっていたり、ネズミに齧られた穴があったりと、正直綺麗ではありませんでした。
3年前に今のマンションへ引っ越す際に、ヤマト運輸の家財宅急便を利用しました。その時に来てくれたスタッフさんが元々家具の修理工房で働いていたそうで、
『少なくとも100年以上前に作られた仙臺簞笥』
という事を教えてくれました!
それまでは祖父から聞いた『爺ちゃんが物心ついた時にはあった』という事しか知らなかったので、後日詳しい話を聞きにスタッフさんから紹介してもらった修理工房へ。すると、明治初期の物だと判明しました。傷んだ部分を修理すれば、また100年は使えます!という事なので、修理を依頼しました。
約4か月の大修理を終えた簞笥は、ネズミの齧り穴が木目を合わせた同じ素材で補修してあり、穴があった事に気づかないほど綺麗に。失われた金具は正確に再現されていて、140年の風合いを残しながらも使いやすくなりました!
もちろん今も現役バリバリで毎日使っています!
時代とともに使う人も、引き出しに入れる物も変わりましたが、戦争の空襲や自然災害を潜り抜け、我が家を見守り続けてきたこの簞笥は宝物であり、我が家のラッキーアイテムです!
これからも大切に使い続けて、いつか自分の子や孫に引き継ぎたいと思います。
野宿クルー3号
男性/36歳/東京都/会社員
2020-07-28 01:03