黒猫ようかん。
みなさま、お疲れさまです!
今日、7月28日。
大切な家族、ようかん(ようちゃん)が虹の橋を渡ってから、ちょうど1年が経ちました。
会社近くの公園で、優しいおばあちゃんからご飯をもらって命を繋いでいたようちゃん。2月のある日の昼休み、朝しか会わないそのおばあちゃんと公園で会い、ようちゃんが額に大怪我をしていることを知らされ、緊急保護。上司に相談し、早退させていただき、電車を乗り継ぎ、かかりつけの動物病院にすぐ連れていきました。
詳しい原因は不明でしたが、おそらく人為的な、薬品による火傷ではないかとのことでした。
それからはずっと、額の怪我の消毒と治療、また肝臓と腎臓の数値も悪く、皮下点滴と数種類の投薬の毎日。毎週の通院が続きました。
ようちゃんは、決して嫌がることなく、いつも治療に協力的で、部屋の中では他のネコたちとケンカすることもなく、窓際の日の当たるクッションの上で、いつもおとなしくお昼寝するのが日課でした。
毎朝、額をあたしにごっつんこして起こしてくれる以外は、ほとんど甘えてくることのない、でも撫でてあげると嬉しそうに笑ったような顔になるのが、すごくかわいかった。
保護してから、1年が過ぎたあたりから徐々に病状が悪化。それでも食欲だけは落ちず、細く小さな体で一生懸命食べていました。
ターミナルケアに入り、もう自力では歩けなくなり、今の職場にしばらく時短勤務のシフトを申し入れ、了承をいただき、毎朝横たわるようちゃんに「行ってくるね!」と頭を撫でながら声をかけ、帰ってくると真っ先に彼女の元へ行き「生きててくれた、よかった」とまた泣きながら頭を撫でる。そんな日が1週間ほど続きました。
最期を看取りたい、という飼い主のエゴが通じたのか、亡くなる当日の夜も、ようちゃんはあたしの帰りを待っていてくれました。
軽くなった体を抱きしめて、頭を撫でながら「ようちゃん、ありがとうね」と何度も声をかけると、あの笑顔で静かに息を引き取りました。
保護してから約1年半。闘病の日々。でも全然辛そうな様子も見せずに、本当に偉かったね。
自分も大変でしたが、辛くはなかった。彼女の生き様から、たくさんのことを学びました。
ようちゃん、家族になってくれてありがとう。今晩の晩酌、付き合ってね。
スカロケ競馬部あべんぬ
女性/54歳/埼玉県/勝負師
2020-07-28 03:33