今日の案件、とは少しずれるかも知れませんが。
みなさま、お疲れさまです。
自分はメインのお仕事も、ダブルワーク先でも、接客業務をしています。
ダブルワーク先のインフォメーションカウンターにいた時のお話です。
指から出血した、年配の男性のお客様がカウンターにお越しになり「バンドエイドをいただけないでしょうか?」
従業員用のバンドエイドはカウンターに常備してありましたが、お客様に差し上げることは「医療行為」にあたるとの理由で禁止されていました。
ただ、とてもお困りのご様子だったので、あたしは私物のバンドエイドを2枚差し上げ、お客様は「ありがとうございます!助かりました!」と何度も頭を下げ、カウンターを後にされました。
業務終了後、チーフにも報告し「うーん!でもしょうがないよね?てか、よくあべんぬ、自分のバンドエイド持ってたね?(笑)」で許してもらえました。
それから何週間後かに、そのダブルワーク先でお昼ご飯のために休憩室に戻ると、他の階のカウンター担当のメンバーから「あべんぬのことを探しているお客様がいる」と聞きました。するとそこ以外の他階のカウンターのメンバーからも「うちのカウンターにもいらしてたよ!」とのこと。
セキュリティの関係上、誰が今日どの配置についているかを、お客様にお教えすることも禁止されており、困っていたところ、チーフ立ち会いの下、そのお客様を自分のいる配置に案内してもいいということになりました。
自分を探していらしたお客様は、あの時のバンドエイドのお客様でした!ネームプレートを見て、自分の名前を覚えていたそうで、お礼がしたいとお菓子の詰め合わせを持って来られました。
お客様からの頂き物も受け取ってはいけないので「お気持ちだけで」とチーフと一緒に丁重にお断りしているところへ、ちょうどマネージャーが通りかかり、今回はありがたく頂く許可をいただきました。
後日、このバンドエイドの一件をチーフが上に相談したところ、バンドエイドならお客様に差し上げてもOKとルール変更になりました。
サービス業、難しいですよね?個人的には対応してあげたいことでも、お断りしなければならなかったリ、同じ対応をしても感謝されることもあれば、クレームになることもありますし。
今後も「あなたに対応してもらえて良かった」と思っていただけるサービスを心がけていきたいです。
スカロケ競馬部あべんぬ
女性/54歳/埼玉県/勝負師
2020-08-04 12:12