案件
お疲れ様です。
数年前、子供達がまだ幼かった頃の事。見ず知らずの方から助けられ、号泣した事がありました。
ある日、赤ちゃんをおぶって、イヤイヤ期真っ只中の2歳児の手を引き、1週間分の食品を買いにスーパーへ行きました。てんやわんやしながら、なんとか買い物を終えて、さぁ帰ろうとしていた時。2歳の上の子が、エスカレーターに乗りたいと言い始めました。今思えば大したお願いではないのですが、赤ちゃんは授乳の時間が迫っていてぐずり始めており、さらに一週間分の食料も持っていた為、難しいと判断し、「また今度ね」と言ったが最後。その場で泣きわめき始めてしまいました。何とか説得しようと色々と試みるも全く効果がなくさらに悪化。背中の赤ちゃんも泣いているし、荷物は重いしで、体力と精神の限界を迎えて佇んでいたところ、それをみた年配の女性が「大丈夫だよ。大丈夫だよ。いい子だからね」と、子供に声をかけてくださいました。子供も突然話しかけられてびっくりしたのか、スッと泣き止みました。それを見ていたら何だかホッとしたのと同時に、子供の小さなお願いも聞いてあげられない自分が何だか情けなく、一目も憚らず、その場でしゃがみ込み、私まで泣き始めてしまいました(笑
落ち着くまで女性も一緒にいて下さり、子供だけでなく、私まで救われたような気持ちでした。
エイポック公園
女性/31歳/長野県/介護職
2020-08-04 17:25