ちょっとした小話
居酒屋の個室で、初恋の仁美さんとお酒を飲んでいるボク
なんとなく膝が触れたりして、ドキッとして、
でも偶然に触れたんだ、みたいな顔をしたけど、本当はわざと触れた
すると彼女が酔った目でボクを見つめ、
「今度どこか旅行でも行きたいな、温泉がいいかな
そうだ、伊香保温泉がいいかな!行ったことないし
コロナが心配だけど近場の日帰りならいいよね?」
そんな夢のような誘いに、ボクは戸惑い必死に考え、そして悩み、なぜか慌てて
「ボクには愛する妻もいるし、ヒマな工場だけど、たま~に、お客さんが来たりするし・・・」
なんて答えてしまう
すると彼女はあきれ顔で「なにそれ!」と怒って頬をひっぱたかれた
そこで目が覚めた
ボクってホントに、夢の中でもこんな風に根性無し
そして、夢の最初の居酒屋風景は、お客さんの車を納車するときに聞いた
サザンの曲の「栄光の男」に出てくる場面だったことを思い出す
ボクって根性無しの上に単純なのだ(笑)
とようのドラ息子
男性/46歳/東京都/自営・自由業
2020-08-08 05:48