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案件

中学校の時の体育の先生に会いたいです。

めちゃめちゃ猫背のおばちゃん先生でした。
背が小さくて、化粧も濃くて、おまけに声はめちゃめちゃデカい。影でみんなで名字呼び捨てでいじっていました。
私は、中学の時は運動が出来る部類でした。
足は速い方だったし、先生から言われたことの飲み込みも早い方でした。友達からも「運動ができる人」と認識されていて、体育祭でも選抜リレーで走ったりしていました。
ですが、中学校生活で一度もその先生から「5」の成績をもらったことがありませんでした。五段階評価の一番上です。いつも4止まり。
周りは案外5をもらっている人が多く、なんなら友達には、「どうせ5をもらったんでしょ?」
なんて言われたことも何度あったことか。
いえいえ、ありません。ただの一度も。
どうしてか全くわかりませんでした。でもとっても悔しかったです。

その先生は、私たちが第三学年に進級するとと同時に退職されました。結局、理由は分からずじまいで、次に現れた体育の先生は一年間ブレることなく「5」をくれました。

時は過ぎ、高校受験も終え、卒業式の日。なんとその先生は卒業式に来てくれ、突然話しかけられました。
そして、まず言われた一言がこれでした。
「どうして私があなたにずっと5をあげなかったかわかる?」
わかりませんと言いました。
「あなたは絶対に本気でやらないの。やらなくてもそこそこできるのだろうけど。でもやったらもっともっと上まで行けるのに、絶対に本気でやらない。だからあげなかったのよ。高校に行っても部活やったりするんでしょ?何事も本気でやることは大切なのよ。」

私は、本気でやったことが今までかつてあっただろうか。と思いました。確かにどこか冷めていました。でも、それはなかなか抜け出せなくて、高校時代もまともに本気で生きてませんでした。

そんな今、やっと本気で頑張ろうと思えるものに出会いました。やっとです。
来年の教員採用試験に向けて、勉強を頑張っている途中です。どこまで行ったら本気なのか分からないけど、結果はどうであれ、この途中過程を大切にして、これからも上を目指したいと思います。先生、やっと本気で向き合えるものに出会ったよ!!

すまいりー

女性/26歳/東京都/公務員
2020-08-13 10:54

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