一瞬でへこんだふとした会話案件
本部長、秘書、社員の皆さま、お疲れさまです。
本日のふとした会話案件ですが、何年か前、電車に座ってたときのことです。
電車のドアの横に、白杖を持った白髪の男性が立っているのを見つけました。
車内は、席がちょうど埋まるくらいの混み具合でしたが、その方の近くは空席でした。
あ、目が見えないから、空席に気づかないのかも、でも余計なお世話かな、と自分の中で葛藤したのち、思い切って「席、あいてますよ。座りますか?」と声をかけると「ああ、知ってます。大丈夫です。」と一言。
うわー、やっちゃった、余計なことしちゃった、てか、どうやって知ったの、そういうのわかんのかな、うわー恥ずかしい、と一人でスパイラル的にへこんでいると、「でも声をかけてくれて、ありがとうございました」と彼は嬉しそうにニコニコ。
私は「いえ。失礼しました。」と言って、そそくさと自分が座っていた席に戻りましたが、その方は3駅先で降りるまで、ずっとニコニコでした。
その顔を見て、声をかけてよかったのかも、とほんのりあたたかい気持ちになりました。
今でもその方の笑顔をすごく鮮明に覚えています。
ちばらきっこ
男性/35歳/茨城県/会社員
2020-08-19 14:04