会話案件というより旅案件ですが…笑

皆様、お疲れ様です。
ふとした会話案件というより、旅案件みたいな話になってしまうのですが…
以前、出張で隣の県へ電車で向かっていた時のことです。途中40分ほど乗り継ぎの時間があり、腹も減っていたのでどこかお店に入ろうと一度改札を出ました。
辺りはもう真っ暗。小さな駅の前に店はほとんどなく、一つだけ明かりがついていた小さな居酒屋に入りました。
10畳ほどの広さでしょうか。店内には、60歳代ぐらいのママさんと、常連と思われる男性がカウンターに一人。「電車待ちですか？」とママさん。見知らぬ若者が突然入ってきたら、予想はつくでしょう。
初めはお二人で話していたので少しの間気まずかったのですが、そのうち話を振ってもらい、僕の出身地の話に。僕の出身地には、今はもう引退してしまいましたが活躍した横綱がいて、相撲の話で盛り上がることができました。ご年配の方とお話しするときには相撲の話が鉄板です！
やがて電車の時間が来たので、出発の準備をしました。その居酒屋にはカラオケも付いていて、常連の男性が歌いたそうな雰囲気だったので、「僕に気にせず歌ってください」と声を掛けました。
渋い声と、きれいなビブラート。男性が歌ったのは…「いい日旅立ち」でした。僕はその歌声を背に、駅へと向かいました。
彼が僕に向けてその曲を選んでくれたのかは分かりません。ただ、そのあと乗った電車は、ボックス席しかないようなローカル線。歌の雰囲気と情景があまりにもマッチしていて。忘れられない出来事になりました（笑）

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