生業
人手不足のために、久しぶり(3~4年ぶり)に、キッチンスタッフとして、ガッツリと料理しています。
若干、戸惑いがあったのは最初だけ。二日目からはちゃんと戦力になって、担当ポジションをこなしています。
「どうなのよ?オレの料理はさ?」と客観視してみると、これがなかなか腕が良い(笑)
今まで見ていた若手の皆さんや事業部長の料理と比べても、一段、出来が良いじゃないか。
そう思うと、料理は楽しい。
自己表現でもあり、アウトプットでもあるからストレスもないし「美味しかったよ」という承認欲求もすぐに満たされる。
「あぁ、これだな」と、身体が懐かしがっているというか、自然と仕事をしているし、自然とより良くなるような工夫を模索してもいる。
こういう体質が染み付いているのである。
数年、まともに包丁や鍋を持たなくてもなんてことはない。たぶんそれだけ若い時に、数年に渡って、苦労も、厳しい訓練もして、獲得したものなんだと思う。
自分のような記憶力の欠如と不器用なうっかり者が怪我ひとつなく仕事を続けられていることもまた、安全訓練のたまものよ。
ただし、自分から進んで好んで、厳しさに耐えたわけでは、決してない。
慣習にしたがって、無理矢理やらされていただけである。それに対して、職場を放棄して逃げ出すという知恵もない、ただのアホーだっただけだ(笑)
今は、厳しかった先輩諸氏に感謝したい。
まぁ、体罰はおろか、パワハラも過重労働も禁忌とすることがトレンドの昨今ではある。
それは結構。
楽しく、出来るだけ楽に、仕事は人生の一部と、プライベートも充実して生きていかれるが、良ろしかろうと思います。
逃げたきゃ逃げればよい、と親切な誰かも「アナタの気持ちに寄り添って」くれるだろう。どうぞご自由に。
だけど、これだけは言っておく。
オレはお前らには絶対に負けない。
そして、お前らの数倍も人生は深く、楽しい。
おあいにく様。せいぜい、大海原を一人前に渡ってるような錯覚をしながら、浅瀬でチャポチャポ遊んでなよ(*´∀`)
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2020-08-24 23:48