待ちました案件
本部長、秘書、社員の皆様
お疲れさまです。待ちに待った話です。
数年前、私は食品メーカーで営業をしており、大手スーパーの惣菜コーナーを担当していました。
8月の商談で、クリスマスに販売するフライドチキンの販売権を獲得しました。その販売予定数は5万個。かなりの売上になるので、よい年越しができそうだなーと思っていました。直ぐにタイにある工場に生産依頼をして、11月末には日本の倉庫に入れる段取りを組みました。
ところが、工場での生産が遅れ、日本の倉庫に入る予定が12月15日に変更。さらにフライドチキンを積んだ船に嵐が直撃し、船会社から「フライドチキン、クリスマスに間に合わないかも」という連絡を受けました。
このままではフライドチキンが店頭に並ばない。スーパーとそのお客様に迷惑をかけることに。生きた心地がしなかったです。
その後、嵐も去り、日本の倉庫に入ったのは12月23日。ギリギリ間に合いました。クリスマスにいろんな方が、そのスーパーで嬉しそうにフライドチキンを手にする姿を見て、安堵の気持ちでいっぱいになりました。
あんなに待ちに待ったことはないです。今では良い思い出です。
おなかヘリコプター
男性/38歳/神奈川県/会社員
2020-08-25 10:27