本日の案件
本部長、秘書、社員の皆様、お疲れ様です。
私が印象に残っている『待たせた』案件は、知り合いの美容室が成人式の着付けでごった返す日に、受付や案内などを手伝った時のことです。
その年の新成人が前々から予約をしていて時間帯を分けながらも切れ目なくやってきてヘアセットも着付けもてんやわんやでした。私は全体を見ながら順番通りにお客様をさばけているか、誰か忘れられている人がいないかなどを見ていたのですが、その中でただ一人、ずっと座っているお客様に気づきました。
それとなくスタッフさんに「あの子、ずいぶん前に来たのにまだヘアセット終わってないんですが…」と尋ねると、スタッフさんが「あの子、オーナーの担当なんだけど、ショートヘアのセットはかえって手間がかかるからってずっと後回しにされてるんだよ」との答えが。
手間がかかると言っても、彼女も予約を取ってやってきているからには順番通りにセットすべきでは!?と驚きましたが、スタッフさんにそれとなく促されても「〇〇さんの後で」などと流されてしまい、事態は好転しないまま。そのお客様も文句ひとつ言わずただただじっと我慢強く待っていてくださいました。(途中、あまりにもいたたまれなくて「お待たせして申し訳ありません」と告げるとニコニコと「大丈夫です」と答えてくれたので余計に辛かった。。)
結局、彼女のヘアセットに取り掛かったのは本当に終盤!式にはギリギリ間に合ったようですが、せめて予約時に「難しい」とか「時間がかかる」とか説明しておいてあげて…!!と思いながら打ち上げではスタッフさんと一緒にオーナーの采配への文句に花が咲いてしまいました。
ヒヤマ・ロイ
女性/42歳/茨城県/会社員
2020-08-25 11:39