○○待機案件
2014年、真夏の太陽の元で9時間、遮る物はなにもない土手で灼熱待機して観た花火大会は未だに鮮明な思い出です。
有名な大会なので、早ければ早い程いっか!と19時開始のところ朝10時に待ち合わせたのですが、暑いし逃げ場も無いので体力を温存するため大人しく待ち、友人と屋台で買った唐揚げや焼き鳥やポテトをお通夜のように静かに食べていました。
すごく暇でしたがそれでもよい思い出になったのは最高の位置で場所取りできたからです。
花火大会が始まってからは太陽も沈んだし涼しくなってるし、何より目の前に咲いた花火が本当にいちいち美しくて我々は元気を取り戻してきました。
なぜ2014年の花火が一番心に残っているのかというと、いつもメインでは平原綾香さんのjupiterが流れるのですが、その年は直接会場にいらっしゃり生歌披露してくれたのです。
その間約2キロに渡ってこれでもかと次々と打ち上がる花火、視界の端から端まで光で埋め尽くされ、赤・青・緑・金色、様々な色で美しく彩られた夜空は昼間の明るさ以上。
花火が心臓を震わせる中響き渡るjupiterは、言葉には表せない程でした。
なのでこの間スカロケで流してくれた時はあの時の記憶が蘇り涙が出ました。
今年は中止でしたが、また馬鹿みたいに早くから集まって最高の場所で観れたらいいな。
あんにんとうふ
女性/30歳/東京都/アルバイト
2020-08-25 15:30