あの時は待ちました 案件
二十歳くらいの時、片思いの人がいました。
休みの前の日になると、その人のマンションの前で帰宅するのを待っていたことがあります。
車通勤で、残業どころか徹夜もあるお仕事の方で、
待っても待っても終電までにはいつも帰ってこないんです。真冬でも、寒くても夕方から終電まで、待ちつづけ、会えなくて半年経過。
もうこれで最後!と、その人の誕生日に終電逃しても待ってよう!と決めて夕方からトイレも行かずに、ただひたすらずっと立って待ってました。
午前3時過ぎ。いざ車から彼が降りてきたら、あんなに会いたかったのに緊張で何も言えず。
向こうもこんな真夜中に女の子が1人で暗闇に立っている、という状況にかなり驚いて、2人でその場でしばらく立ち尽くしていました。
やっとの思いで、誕生日おめでとう、とだけ伝えると、
こんなところに女の子が立ってたら危ないからもう来るのやめなよ?
と言われ、頭をポンと叩かれて彼は家に入って行きました。
その後、ストーカーという言葉が世間に出てきて、私の行為はストーカーかも?もう付き纏うのは止めよう、と会いに行くのはやめましたが
今でもその人のSNSは、私とは気づかれないようなアカウントをそのために作って、時々チェックしてますよ。
秘書ならこの気持ちわかるかなぁ?
あぷりこっとん
女性/49歳/東京都/元保育士
2020-08-25 17:01