本音案件 : コロナの中での研究
本部長秘書、リスナーの皆様お疲れさまです。
僕は理系大学生の4年生で、卒業研究を進めています。多くの大学生は今の時期夏休みですが、9月の中間発表に向け、夏休み返上で研究作業を進めています。
教授からは、「説得力ある研究発表には、大きな目標とインパクト、何故その研究をする必要があるかの必然性を示さなければ、聞いてるひとは納得しない」と言われ、その構成に沿って発表内容を当初から大幅に変えています。
しかしながら、「本研究の目的は、僕が大学を卒業することです」というのが、僕の本音です。去年の冬に研究室が配属され、自分の興味ある分野の研究ができる環境を運良く勝ち取りました。当初は、4年生になったら毎日研究室に通いながら、時には同僚と夜まで研究室に残りながらあれこれ進める、という研究生活に憧れ、大学院進学も視野に入れていました。しかし、コロナのため、今年になってから一度も研究室に行けず、一人で家で作業を進めているだけでは、なかなか研究に打ち込めていない状態です。週一度に進捗確認のミーティングがあって、本来なら毎日コツコツ論文を読んだり勉強したりして自分のテーマを深めるべきなのですが、なかなか研究のことに心が向かず、進捗ミーティングの前日にあわてて作業して、かろうじて「進捗らしきもの」を生んで毎週毎週、ごまかしごまかし乗り切っているような最近です。
自分が得意なプログラミングやPC操作を生かして、卒業後の就職先は確保しているので、本来楽しくて充実しているはずの学生生活を早く抜け出して、社会人をスタートさせることで環境と心持ちを変えたい、というのが今の自分の本音です。今は学生として、授業料を払いながら研究のためのプログラミングをしている立場ですが、社会人になれば、仕事としてプログラミングをすることで逆にお金がもらえることになります。こんな本音を話すと「研究に向き合うことから逃げている」と教授や周囲からは言われそうですが、僕自身としては、「大学で研究するよりも、自分のスキルを活かしながら誰に必要とされるような仕事をするほうが向いているんだ」と前向きに捉えて、今はお家時間で好きな本やコンテンツに好きなだけ触れて心の栄養を補給したり、仕事関係の資格の勉強をしたりしています。
食事と睡眠
男性/27歳/東京都/会社員
2020-09-07 15:07