野球の仲裁
お疲れ様です。
自分っていいやつだな案件。私が感じたのは、巨人ファンの父とヤクルトファンの母の仲裁に入っていることです。
私の父は、巨人ファン。一方母はヤクルトファンです。私自身もヤクルトファンなのですが、私以上に母は負けん気が強く、試合に行ってヤクルトが負けると泣いてしまうほどです。
昔ながらの巨人ファンである父は、「巨人は強い。ヤクルトに勝って当たり前。」という常勝思考が強いため、巨人がヤクルトに勝つと、いつも母を馬鹿にします。ときどき家族で野球に行くこともありますが、結局いつも両親が喧嘩して、険悪なムードで球場を後にすることは数知らずです。
その間に挟まれている私は、巨人が勝ってごきげんな父の機嫌を損ねないように配慮しつつ、泣いてる母を慰めています。なんで娘の私がこんなに苦労しなければならないんだろう…とこちらが泣きたくなることもありますが、ぐっと我慢して、必死でその場をおさめます。
私のその頑張りがあってか、私が結婚して家を出た今でも、両親はなんとか夫婦として続いています。ときどき母から、父に対する嘆きのLINEがくることもありますが、そのたびに私は母に優しい言葉をかけています。一生投げ出すことのできない娘としての役割を、私は全うしています。
アキえもん
女性/33歳/東京都/会社員
2020-09-14 18:48