社員掲示板

本日の案件

本部長、秘書、リスナー社員の皆さま お疲れさまです。

学生時代、朝、家を出て電車で予備校に行き、そのまま、また電車でバイト先へ出向き、21時までバイトをし、22時過ぎに帰宅するという生活を送っておりました。その頃は、自分の限界も知らず夢に向かってまっしぐらの真面目な性格なため、無理をしている自覚すらありませんでした。

某大企業の社員食堂で配膳のバイトをしていたのですが昼は、社員食堂で夜になるとシシャモやジャーマンポテトなど提供し飲んで帰るという憩いの場でもありました。時には部署ごとに宴会の予約が入りオードブルや茶わん蒸しなども提供しており、20~30人ぐらいの宴会予約が、いくつも入る時もあり、料理人さん達も開宴前に間に合うよう配膳の手伝いをするくらいてんてこ舞いしていました。ひととおり、お料理を配膳し終えて、みんなでひと休みしている時、私は、ひとり離れて座っていたのですが料理長が、私の横に座り「〇ちゃん、休んでもいいんだよ、嘘も方便だよ」と優しく語り掛けてきました。私は『料理長は、なにを言っているのだろう?』と思い聞いていると、人は、頑張っていて疲れたと思ったら体調が悪いとか言って嘘をついて休むことも別に悪くはないんだよ、休みなさい、と勧めてくれたのです。

私が、暴走しているのを見かねて?心配して心身ともに倒れる前に経験値のあるオトナとしてのアドバイスをくれたのだと思います。私は、『そうなんだ、私が嘘をついてもいいの?そういうものなの?』とストンと「嘘も方便」という言葉の意味を本当に理解した瞬間でした。後日「体調が悪いので休みます」と実行すると料理長は、ニコニコ微笑んでいました。

料理長自らが、取り仕切る社員食堂を「休んでもいいんだよ」と教えてくれたことには、驚きましたが「自分が疲れているかどうか?」なんて気にもとめないガムシャラな私を壊れる前に救ってくれた一言は、数十年経った今の私も救ってくれています。ありがたい言葉でした。

ちーたん♥

女性/57歳/東京都/パート
2020-09-29 12:52

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