本日の案件

本部長、秘書、社員のみなさま、おつかれさまです。

私が会社員だった頃のことです。
私は金融機関勤務で住宅ローンやアパート・マンションなどの賃貸物件のローンの新規融資実行業務をしていました。
書類チェックをして融資実行(お金を貸出す送金)がメインの仕事ですが、電話は新規問い合わせや契約者からの照会、社内でも融資について支社からの問い合わせを受けて対応したり営業担当に繋いだり、また融資について来社があれば受付も担当でした。
ある時、70歳くらいの方が賃貸物件の融資について詳しく聞きたいということで来社されました。少し耳が遠く、ポンポンポンという会話にならず、時間がかかりました。それでもせっかく来社くださったのでできる限り丁寧にお話しました。すると私を気に入ってくださったのか、次の来社から指名されるようになりました。
すると私の事務処理を再度チェックする先輩や決済する主任に「なんで受付でこんな時間がかかるんだ」と言われるようになりました。私も複数回に渡ってたので本気で融資を考えてるのか不安でしたがそれでも対応していると、5-6回目に初めて具体的なお話になりました。
私は営業でも審査でもないので、その時点で担当に繋いだのですが。その時に、
「あなたが何度も丁寧に対応してくれたから、ここでお願いしようと思えました。今までありがとう」
と言っていただきました。その後営業の方からも「コンタクトさんの対応が決めてになったって。すごいじゃない。」と褒めていただいたり。
一生忘れない、人生で初めてのお客様からの感謝の言葉です。

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