社員掲示板

お客様の声案件

学生の頃
新宿駅南口に近いカフェでアルバイトをしていました。

常連のお客様の中に、午前中に来店して、
コーヒーを注文して新聞を読んでいる
気難しそうな雰囲気のおじいさんがいらっしゃいました。
いつも注文もコーヒーを指差すだけ。
言葉を発したことがなく、笑顔で接客してもウンともスンとも言わない方でした。
そんなお客様はたくさんいるので気にもかけていなかったのですが
ある日の夕方、お店に入ってくるなり私のもとに駆け寄ってきて
いやー!君のおかげで勝てたよ!ありがとう!
と言うのです。
話を聞くと
新宿の馬券売り場からの帰りで、
競馬で万馬券?をとったとのこと。
騎手の苗字が私と同じだったんだ!と。
どちらの馬券を買うか迷った時に、
そういえばあの喫茶店のお姉ちゃんの名前は〇〇だな!と思い出し、思い出したのは何かの知らせだ!とその名前の騎手の方を選んだのだそうです。

私は競馬に詳しくないので今でもさっぱり意味がわかりませんが、
その方からはお礼だ!と、何故か?
とらやの羊羹をもらいました。

名札はいつもつけていましたが、
お客様って結構名前を覚えているものなんだな、と知った出来事でした。

あぷりこっとん

女性/48歳/東京都/休職中
2020-09-29 17:00

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