本日の案件

本部長、秘書、みなさんお疲れさまです。

私が新人で電話対応係だった頃の話です。
頻繁に電話をかけてくる取引先の男性がいました。

私は担当者への取り次ぎをするだけでしたが、
新人のガチガチ時代から、こなれ感を出し始めたころまで
優しく見守ってくださった方でした。

その男性は私が電話に出たのに気づくと
「あっ、こんにちは～。今日は暑いですね！〇〇さんいる？」と
だんだんフランクに接してくださるようになりました。
私も嬉しくその電話に元気をもらっていました。

私も十分に電話対応に慣れた頃、そのいつもの男性から電話で
「びぶりんさんの声好きなんだよねー。お休みとか何してるの？」と言われ、
驚きつつもお礼を告げ、オフィスの目もあるので無難にお話して
担当者へ取り次ぎました。

ある日弊社の担当者と話す機会があって、
取引先の男性が、電話でとても優しくしてくれることを話しました。

そしたら担当者は難しそうな顔をして
「んー。そうか…。ちょっと先方さんに注意しておくね。」と。

その日以来、男性からの電話は担当者への直通になったようで、
私を介することはなくなりました。

良くしてくださったのに、突然の裏切りゴメンナサイの気持ちでいっぱいでしたが、
きっと会社としての対応だったんだろうな…と今では思えます。

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