話題の映画
《 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 》
テレビシリーズ13話を観始めて2日で一気に見てしまい。
そのままNetflixで『外伝』『スペシャル』の長編2本。
そして昨日は珍しく土曜日休みシフトだったので、現在 公開中の最終章『劇場版』を観てきました。コロナ禍にあって、公開初日からお客さんがたくさん来ているそうです。
噂どおり見ごたえありました。
皆が言うほど号泣はしなかったけど、所々、胸に切なくグッっと迫るものはありました。
近代の入り口、蒸気機関やガソリンエンジンは普及しているけど、電気や電波はまだ充分に発達していない時代。
手紙、家族や恋人への愛情、心の傷、自分さがし、など、あえて言うなら古くさい、普遍的なテーマを描く。
製作は京都アニメーション。
スタジオとしては、あの放火事件から復帰第一弾にあたるシリーズでもあり、注目を集めたところもあるでしょうけど、やはり京アニらしい丁寧に描かれた物語や、アナログで不器用なラブストーリーに皆が感動したことが観客動員に繋がっているのでしょう。
潤いをたたえた瞳、涙、雨、海。
京アニさんは水の表現がとても美しいですね。
ひとつ個人的に惜しむのは、登場人物が皆、花にちなんだ名前で、画面のレイアウトにもたくさんの花が背景や心象風景として描かれているのだけど、自分は花も植物もきわめて音痴なので(笑)
お花に詳しい方が観たら、さらにキャラクターや背景美術を深く楽しめるのかな、と思いました。
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2020-10-05 00:11