ファンクラブ案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆さまお疲れ様です。
2005年、私は平原綾香さんのファンクラブに所属していました。デビュー(03年)翌年の冬のある日、コンビニで耳にした歌声に心を奪われ、気付けば彼女の歌ばかりを聴いていました。少ない地方公演の機会を可能な限り活かして必死に応援アピールし、初の鳥取公演でスケッチブックを使ったメッセージボードに彼女が反応してくれた時はとーっても嬉しかったです。
2012年2月、東京エフエムが聴ける、という、ほぼそれだけの理由でスマホを契約し、当時放送していた彼女のラジオ「ヒーリングビーナス」に、思い出深い「スケッチブック」をラジオネームに念願のデビューを果たしました。彼女の楽曲にひたりながら幸せな日々を送っていたある日のこと。私はひょんな事から人生の歩みを大きく踏み外し、奈落の底に転落してしまいました。そして、地方公演にすら行けなくなったのです。
私は彼女のラジオ番組に宛てて苦しい胸の内をメッセージで送りました。しかし、番組には相応しくない内容でしたので、読まれることはないと思って聴いていました。するとメッセージを送ってからいつものように聴いていたところ、おや?これは明らかに自分に向けられた内容だ!と思えるトークを彼女がするではないですか!
もちろん、メッセージが紹介された訳でもなく、番組の雰囲気もいつもどおり進行していたと思います。でも、その時の私は平原綾香さんのやさしい声と番組を通じてのあたたかな心遣いをひしひしと感じ取ることが出来ました。表立っては伝えられないけど、こうしたリスナーとの繋がりや交流の形があるのだ、と、私はとても感動し、心から涙を流しました。
その後、人生最大のピンチをどうにか切り抜け、母親を連れて彼女のコンサートを改めて楽しむことが出来ました。
銀ペイ工房
男性/55歳/鳥取県/会社員
2020-10-07 13:04