スカロケ小説第二十八話
「うちはそれはないな。そういえば、こないだ秘書のおまじないをスカロケ社員たちみんなでやった時、ドアが生まれたんだよ。残念ながら鍵がかかってて、五分ほどで消えたけど、まるで異世界にでも通じてそうなドアだった」
くろみがオレンジジュースを手に言った。
「そうだったんですか!私も見たかったなぁー」
ちえごろもがクリームソーダをすすり言う。
「また、本部長のパワーと秘書のおまじないを連続でやったらどうでしょう?今度は時間を合わせてもっと大勢の社員で!」
福島から上京してきたおクンが言った。
「それいい!ダブルだとパワー増大かも!」
コユキがコーヒーのカップを置いて言った。
協議の結果、パワーとおまじないをやる日時は翌日の日曜日、午後三時となった。
カリン
女性/60歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2014-12-25 15:54