本日の案件
皆様お疲れ様でございます。どうも料理人です。
飲食店で働いているので、席のダブルブッキングは珍しい話ではないのですが、以前、一度だけ貸切パーティーのダブルブッキングに遭遇しました。
しかもなんと2件とも結婚のお祝い。
最近は結婚式や披露宴は行わず、家族や近しい友人だけで小さな飲食店を貸し切ってお食事会をする、と言うようなパターンも少なくないようです。
ダブルブッキングがわかったのは前日のお昼過ぎ。パーティーの流れなどを確認したいとホールスタッフに話すと、店長が真っ青な顔をしてダブルブッキングしていると言ってきました。
そのお店では予約を取ったホールスタッフがキッチン用の予約帳にも記載する決まりだったのですが、何かの間違いでキッチン用の予約帳に記載されていなかったようです。
すぐにお客様に連絡を取り、片方のお客様に時間を変更してもらう事ができたのでダブルヘッダーという形にもっていけました。が、次の問題は食材の調達。
結婚のお祝いなので、それなりの量のそれなりの食材を調達しなければなりません…その日は臨時休業とし、あちこち走り回ってなんとか食材は調達できました。さてそこから仕込み。そして徹夜でウェディングケーキを二台…作るのは良いのですが、その仕込んだ料理やケーキをどこにしまっておくのか…などなどヒッチャカメッチャカになりながら必死で駆け抜けた記憶があります。
あの時快くお時間を変更してくださったお客様、本当にありがとうございました。
小さなコック
男性/45歳/東京都/自営・自由業
2020-10-14 01:09