ハンコの町
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、
お疲れ様です。
脱ハンコおよびハンコ文化の
存続に揺れる世間、そして
こちらの番組ですが、
「ハンコ文化」というワードにヒモづけて、
改めて全国に紹介したい町があります。
その町とは、山梨県の
「市川三郷町(いちかわみさとちょう)」、
という町です。
その市川三郷町の一部、かつて
「六郷町(ろくごうちょう」と
呼ばれた地域は、私の母方の親戚が
いる地域でして、彫刻による印鑑製作の
技術が発展した、全国でも有数の
「ハンコの町」なのです。
山間部のために古くから稲作や農業に不向きな
こちらの地域では、
同じく山梨県内の、渓谷の観光地
「昇仙峡(しょうせんきょう)」などの
岩場から豊富に採掘される水晶に
彫刻を施し、見事な美しいハンコに仕上げることで、
稲作、農業などの代わりに地場産業として
発展しました。
高い技術を用いられた、
六郷町生まれのハンコは日本中に評価され、
全国の50%以上の販売シェアを
占めていたほどなのです。
書類審査などでの、押印・捺印という
一連の流れは無くなってしまうのかも
知れませんが、
文化としてのハンコ、そして工芸品、
地場産業としての形あるハンコは、
その製作技術も含めて、今後も無くなることなく
後世に伝え、存続していって欲しいと
願うばかりです。
南側のマコすけ
男性/48歳/東京都/会社員
2020-10-15 11:40