嫌いな上司は、実は嫌われ者を演じていた。(サブタイトル 努力は必ず報われる)
やしろ本部長、浜崎秘書、リスナー社員の皆様 お疲れ様です。
いつも会社帰りに車を運転しながら楽しく拝聴させていただいております。
さて本日の案件「先輩・上司に対して気をつけていること」ですが、ズバリ「仕事は全力で取り組むこと」です。
前職の話で恐縮ですが、こんな生真面目な私の前に不条理で、イヤミで、いつも怒鳴ってばかりの嫌な上司(加藤さん)(仮名)が現れました。私は大学を出て3年目の若手社員、上司は30代前半の年の割には老けたマネージャー。どうして私ばかり怒られるのだろうと不思議なほど、いつでもどこでも怒鳴られていました。ある日、先輩社員に「なぜ私ばかり怒られるのか」相談してみました。すると先輩社員は「いつものことだよ。異動してきたばかりの新人への洗礼だよ。」と素っ気ない答え。
私はノイローゼになりそうなほど毎日の叱責に怯えて・・死にそうなくらい辛いのに、先輩社員は「気にすることはない」「本当はイイ人だよ」と慰めの言葉。
そんな上司からの毎日のプレッシャーをストレスに感じながらも歯を食いしばって頑張って働き、3か月が経ったある日の朝、「おはよう。やるじゃないか。3か月連続達成だ。頑張ったな!」といきなり褒められました。唖然呆然とした私の顔を見て、加藤さんは初めてニコリと笑いました。
そして次の瞬間、新たに我々の部署に異動してきた武田くん(仮名)に電話をして朝から嵐のような罵倒、叱責を浴びせました。それは3か月前に私が言われたセリフそのままでした。
その後の加藤さんは、度々私のアパートに泊まり毎度のようにお酒を奢ってくれる優しい上司となりました。映画好きで「洋画・邦画」問わずビデオを貸してくれたり、一緒にパチンコを打ちに行ったり本当にお世話になりました。
私はあんな風に人に嫌われてまで強くなれませんが、今でも加藤さんは一生忘れられない恩師です。
加藤さんは私に「手を抜かず、全力で仕事に取り組むこと」を初めて教えてくれた上司でした。
ヒマリ&ケイパパ
男性/59歳/茨城県/会社員
2020-10-15 17:25