学校の勉強の案件について
私は大学は文学部国文科でしたので、親や友人に「社会に出てから役に立たないのでは?」とか「就職に苦労するのでは?」と言われました。自分でも不安では有りましたが、一般教養科目で経済学部の先生が教えている講義で「私は文学部の学生を尊敬する。経済学部には就職のため、という目的で進む者が少なくない。それだったら専門学校などに進んだほうがよほど効率的である。大学は学問をするところだという本質を忘れている。学問とは、人間とは何か?自分とは何か?この世の中は何で出来ているのか?という答えのない問いを、どのアプローチで追求するか、という方法論を学ぶことである」と仰っていて、目からウロコが落ちました。
今では、上場企業で株主対応関連の仕事をしていますが、対話の中でどのように本質を伝えるか、心に届けられるか、という部分で文学部で学んだアプローチ法は役立っていると思っています。
高校までの学習でもそうですが、直接的に役に立つことが全てではなく、考え方の方法論を学ぶという意味では全く役に立たない勉強など無いのではないかと思っています。
ダムっ子
男性/46歳/神奈川県/会社員
2020-10-20 07:15