社員掲示板

エンジョイワーク案件 〜この仕事、ココが面白い!〜

本部長、秘書、お疲れ様です。
私は現在指圧治療院の院長として働いています。指圧治療院を始める前は、介護福祉士として高齢者の方々のお世話をしていました。元々、おばあちゃん子だった私は、若い人と接するよりも高齢者の方々から昔培った知恵などを教えてもらう方が好きでした。介護福祉士として働いていた2000年からの5年間では、全くと言って楽しいことは無かったですが、一人一人の人生を見させていただけたのは私にとっても宝でした。そんな中、私は、中途失明となり、介護職を辞めて5年が過ぎた時でした。何気なく立ち寄った地元の果物屋さんで、店主の方に声を掛けていただいたのでした。「あなた○○さんですよね。うちのおばあちゃんを介護してくれてありがとうございます。おばあちゃんは3年前に無くなりましたが、あなたに介護されていた時、あなたの笑顔に救われ、優しく介護してもらったことを喜んでいましたよ。写真に写っている、あなたとおばあちゃんのあの笑顔、見たこと無かったです。」と、話しかけられたのでした。最初、何のことかわかりませんでしたが、施設で行ったクリスマス会の時、おばあちゃんにサンタクロースの服を着せ、私が車椅子を押していた一枚の写真のことを思い出したのでした。クリスマス会で、そのおばあちゃんの担当になり、横につきながら一緒に歌を歌ったり、ケーキを食べながら談笑をしていたのでした。私にとっては、多くの利用者の中の一人でしたが、おばあちゃんにとっては、自分だけを見てくれる存在となっていたのかもしれません。果物屋さんの店主から、その話を聞かなかったら、私は介護職という仕事は、きついだけの仕事として心に残っていたでしょうね。ですが、私の知らないところで、喜んでもらえた人がいたことで、私は全身の毛穴から、笑顔が溢れ出た気がしました。介護は人を笑顔にさせる、楽しい物だと感じた瞬間でした。その後、指圧治療院でも、高齢者の方々に好んでもらうことができ、細々ではありますが、仕事を続けられているのも、あの時の店主さんの言葉のお陰かもしれません。

ふわふわクッキー

男性/52歳/東京都/自営・自由業
2020-10-21 08:40

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